こんな症状が出たら

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アトピー性白内障の原因と治療法・予防法

「アトピー性白内障ってどんな病気?」「発症するとどんな症状があらわれるの?」などの疑問を抱いていませんか。アトピー性白内障は、アトピー性皮膚炎と深くかかわっている白内障です。10代、20代でも発症する恐れがあります。視力低下をはじめとするさまざまな症状を引き起こすため、十分な注意が必要といえるでしょう。 この記事では、アトピー性白内障の概要を解説するとともに原因や治療法、予防法などを詳しく解説しています。これらを参考にすれば、どのような症状に気を付ければよいか、症状が現れたときにどうすればよいかなどがわかるはずです。アトピー性皮膚炎と付き合っている方や見え方が気になる方は確認しておきましょう。

アトピー性白内障とは

アトピー性皮膚炎に伴い引き起こされる白内障です。白内障は、何かしらの原因でレンズの役割を担う水晶体が混濁する病気といえるでしょう。詳しくは後述しますが、視力低下を含むさまざまな症状を引き起こします。 特徴は、水晶体を覆う膜(水晶体嚢)から混濁が始まることです。高齢者に多くみられる白内障では、水晶体の中心に存在する核やその周りに存在する皮質から混濁が始まります。ちなみに、水晶体嚢の前部から濁るものを前嚢下白内障、後部から濁るものを後嚢下白内障といいます。その中でも多くみられるのは前嚢下白内障です。混濁の仕方にも特徴があります。具体的には、水晶体前面の中央部分にヒトデ状などと表現される混濁が生じます。独特の形状の混濁が生じる理由のひとつは、水晶体嚢から混濁が始まることです。 発症からすぐに見え方の異常を感じやすい点も特徴としてあげられます。自覚できる症状が現れやすい理由は、水晶体前面の中央部分から混濁が生じるからです。また、混濁が短期間で進行する点にも注意が必要です。ケースによっては、わずか数カ月で成熟白内障まで進行することがあります。成熟白内障は水晶体全体が強く混濁した状態です。視力低下をはじめとするさまざまな症状がでてきます。アトピー性皮膚炎は、0~5歳、21~25歳の受診患者が多い病気です。[1]自覚できる症状が現れやすく、短期間で進行するため、10代、20代で生活に支障を感じる方もいます。この点も注意したい特徴といえるでしょう。

アトピー性白内障の症状

現れやすい症状として以下のものがあげられます。

視力の低下

高齢者に多くみられる白内障と特徴は異なりますが、アトピー性白内障でも水晶体が混濁します。したがって、病状が悪化すると視力が下がります。ただし、片目だけに症状が現れると、もう一方の目が機能を補うため簡単には気づかないことがあります。早期発見したい場合は、片目を閉じて見え方を確認するなどの対処が必要です。

明るいところで見えにくい

初期に現れやすい症状として、明るいところで見えにくさを感じることがあげられます。高齢者に多い白内障では、暗いところで見えにくさを感じます。症状が異なる理由は、混濁する部分が異なるからです。明るい環境では瞳孔が小さくなるため中央部分に濁りがあると、暗い環境では瞳孔が大きくなるため周辺部分に濁りがあると見えにくさを感じます。

まぶしいなど

まぶしさを感じることも少なくありません。ポイントは、目を開けていられないほどまぶしいと感じることです。水晶体に侵入した光が濁りで散乱するためまぶしさが引き起こされます。 以上のほかでは、ものが重なって見える、ものがかすんで見えるなどの症状も起こりえます。短期間で進行するケースが多いため、気になる症状がでている方はできるだけ早く眼科で相談しましょう。

アトピー性白内障の原因

現在のところ、原因ははっきりとわかっていません。以下の原因などで引き起こされると考えられています。

目に加えた刺激

目の周りを叩く、擦るなどの刺激が一因になると考えられています。継続的にこれらの刺激を加えている場合は注意が必要といえるでしょう。

アトピー性皮膚炎

もともとの病気も原因になりうると考えられています。水晶体と皮膚は、ともに外肺葉由来の組織だからです。

ステロイド剤

治療で使用するステロイド剤も一因と考えられています。副作用で水晶体に混濁を生じる恐れがあるからです。ただし、この場合は薬剤性白内障(ステロイド白内障)に分類されます。高容量・長期間の使用でリスクは高まります。混濁は水晶体嚢の後部に生じます。

アトピー性白内障の治療方法

ここからは、基本的な治療方法を紹介します。

目薬を用いる

初期の場合は、目薬で進行を遅くできる可能性があります。ただし、進行した病状をもとに戻すことはできません。すでに進行している場合や進行を抑えられないときは、水晶体を眼内レンズに置き換える手術を検討します。

検査が重要

治療にあたっては、早期に検査を受けておくことが重要です。水晶体の混濁が進んでいくと検査で眼球の長さを正確に測れないため、適切な眼内レンズの度数を選択できないからです。 また、併発している病気を調べるため、検査を受ける必要もあります。網膜剥離や網膜裂孔をはじめとする、目の病気を併発していることが少なくありません。他の病気を併発している場合は手術を行えないことがあります。 さらに、目をこするなどの刺激で、水晶体を固定するチン小帯という組織が弱っていることも考えられます。この組織が弱っていると、眼内レンズをうまく固定できないため注意深く手術を行わなければなりません。 そのためこの病気の治療では、検査が非常に重要な意味をもちます。

レーザー白内障手術

白内障の手術には、いくつかの選択肢があります。メリットが多いと考えられているのが、レーザー白内障手術です。特徴は、難易度の高いプロセスをレーザーで行えるため、精密な手術を実現しやすいことといえるでしょう。合併症のリスクを抑えられる点、多焦点レンズの性能を引き出しやすい点も見逃せません。すべての症例に適応できるわけではありませんが、検討したい手術方法といえます。

アトピー性白内障の予防

ポイントは、アトピー性皮膚炎を適切に管理することです。皮膚炎を抑えれば、叩く、擦るなどの刺激を減らせるため予防につながる可能性があります。また、自身のリスクを理解して、定期的に健診を受けることも重要です。早期に発見すれば、日常生活への影響を減らしつつ対処しやすくなります。

アトピー性白内障の理解を深めましょう

この記事では、アトピー性白内障ついて詳しく解説しました。症状が現れやすいうえ進行も早いため、普段から適切な管理を心がけておくことが重要です。心配な方は、眼科で相談するとよいでしょう。 北あやせよつば眼科では、患者様一人ひとりに寄り添ったレーザー白内障手術を実施しています。ぜひお気軽にご相談ください。

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